【新築】心地よい居場所を散りばめた いつでも家族が集うリビング
(長野市 / K邸 / 夫、妻、長女、長男)
心地よいサイズ感と統一されたデザインで、ミニマムで快適な暮らしを叶えたK邸。実はこの家、ご夫妻にとって2度目に建てた住処だ。
「以前は窓の機能や断熱性能を理解しておらず、採光優先で窓を増やすなど私の希望がそのままカタチになっただけの寒い家でした」とご主人。そこで今回は、「本当に良いものを提案してくれる企業との出会い」をテーマに。自然素材と性能に優れた超高断熱住宅にこだわる、しなのいえ工房・小嶋さんと巡り合い、家づくりを託すこととなった。
生活動線を考えた回遊性のある間取りと超高断熱仕様で、見事に機能性と快適性を両立したK邸。「真冬でも家の中では薄着で裸足。玄関の扉を開けて初めて冷え込みに気づき、慌てて戻った…なんてことも一度や二度じゃありません」と話す奥さまの笑顔から、新居への満足感が見て取れる。もうひとつのテーマが「たくさんの居場所があるLDK」。ダイニングテーブルやソファ、キッチン横のワークスペース、開口部のベンチ、階段の段差など、家族が思い思いに寛げる場所をあちこちに設け、各自が好きなことをしつつも同じ時間を共有できる。
「好みを盛り込むだけじゃ本当に快適な家はできないんですね」とご主人。超高断熱住宅だからこそ豊かな暮らしが送れると、この家で実感中だ。
(ナガノの家 Vol.12 2019年秋・冬号掲載掲載)
「子ども達には自然を感じながら過ごしてほしい」と奥さま。建具と家具をすべて造作にしてデザインを統一し、無垢フローリングとともに木の温もりに満ちた空間となった。窓辺には框と組子の寸法を統一した吉村障子を採用。独製の塗料で仕上げた紙クロスと相まって、和モダンな空間を演出している。「暖房はパネルヒーターのみですが、真冬でも裸足で快適。高い断熱性を実感できました」とご主人
リビング南面の窓際は気軽に腰掛けられるベンチスタイルで、日なたぼっこを楽しめる冬の特等席だ。窓を開けると植栽をあしらったウッドデッキへ続き、四季の移ろいを感じられる。ベンチの下はパネルヒーターを設置
収納計画をもとにつくり込まれたオリジナルのキッチン。「回遊性があり家事動線がスムーズです」
キッチン横のカウンターは、PC作業や勉強など多目的に使える
暮らしに潤いを与える、約8帖の広いバルコニー。ゆくゆくはアウトドアリビングにしたいと計画中
板張りに黒色のオイルステイン塗装を施した外観は、スタイリッシュかつ上質な美しさと品格が漂う佇まい。壁には200mm厚の断熱を施し、性能面も考慮した。バルコニー下はカーポートで、雨でも濡れずに車を乗り降りできるのが便利
- 予算/2,001~2,500万円
- 竣工年月/ 2018年 7月
- 所在地/長野市
- エリア/長野
- 階数/2階
- 工法/木造軸組工法
- 延床面積/ 89.44㎡ ( 27.00坪 )
- 1F/ 44.72㎡ ( 13.50坪 )
- 2F/ 44.72㎡ ( 13.50坪 )
◆設計・施工◆
しなのいえ工房(株式会社アグリトライ)