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【新築】故郷の風景が 明日への活力に

2019/12/13

(小諸市 / A邸 / 夫、妻)

「隣のご実家に馬が三頭います」という前情報があったA邸。自宅で馬?きっと浅間山麓の高地だろう、と思いながら向かうと佐久平から車で5分弱で到着。利便性の良い場所ながら、雄大な浅間山を背景に高原野菜畑が広がる風景の中にAさん宅はあった。

家が建つのはご主人ご実家の敷地内。隣には馬屋、正面には放牧地と馬場があり、馬たちがのんびりと草を食む姿がリビングから眺められる。「大学時代、夏休みに帰省したら家に馬がいたんです(笑)」というご主人によると、馬好きが高じてお父さまが飼い始め、北海道までレース遠征もしているのだとか。そんな環境で育ったご主人らしく、馬の世話や薪割りもさらりとこなす。

自然豊かなこの土地での新築が決まり、最も重視したのは「周囲の景観にふさわしい建物であること」。最初は他企業にラフプランを描いてもらったこともあったが、しっくりくるものがなかったそう。そんな折、よく利用するアパレルショップを介して出会ったのが、設立したばかりの4D studio Nagano。同社の住まいづくりセミナーに参加し、すぐに依頼を決めた。「ショップのラインナップを見るにつけ、感性が似ていると考えていました。私たちの〝好き〟を叶えてくれると思ったんです」。

 

 

「豊かな自然環境と建物との関係性」がテーマのA邸。浅間山とリンクする大屋根の外観もさることながら、室内に入ると景観を美しく切り取る窓の存在に目を奪われる。

自然環境を活かしたいというAさんの希望を受け、室内からも魅力的な景色を楽しめる工夫が。ダイニングチェアに掛けるとちょうど目線の高さに3連の横長窓が配され、リビングはあえて光と景色だけを取り込むFIX窓にしてほどよい落ち着きと眺望を両立した。

共働きのご夫妻のもうひとつの要望は、「1階で生活が完結できる平屋ベースの家」。そこで1階は大きく3エリアに。建築士の北野さんは、「奥まるほど落ち着きが増すので、手前はゲストを迎えるリビング、奥はプライベート空間、間をつなぐブリッジとして通路を兼ねたスタディコーナーにしました」と話す。

中央のウッドデッキは自然と屋内が溶け合う場所。BBQや薪割りの休憩スペースに、アウトドアリビングとして活躍している。「以前はキャンプなどのアウトドアが趣味でしたが、家ができたら行く必要がなくなりました」と奥さまも嬉しそう。家で過ごす時間が圧倒的に増えたのは、居心地がいいから。窓の外に広がるふるさとの眺めは、日々の暮らしに潤いをもたらしている。

ナガノの家 Vol.12 2019年秋・冬号掲載掲載)

馬が草を食む放牧場と高原野菜畑を目の前に、浅間山を背負うように建つA邸。平日は仕事に勤しみ休日は自然と触れ合う、若いご夫妻の暮らしを見せてもらった
趣味のアウトドアが、家ができてからは日常になったと話すAさんご夫妻。特別なことはない、自然を感じる毎日の暮らしが何よりの贅沢
市街地から車で5分でこの風景は、信州暮らしの醍醐味! 高原野菜の畑や遠くで煙を吐く浅間山など、四季折々の姿を見せてくれる大自然に囲まれた暮らしに心癒される日々
「馬は親父のものだから」と言いながらも、休日は馬の世話に精を出すご主人。この景色の中で体を動かすことがストレス解消にもなっている
涼しい午前中は薪割タイム。野球が趣味のご主人にとって、薪割がトレーニングのようなもの。「肩こり解消、ストレス解消にもなって、一石三鳥の庭遊びです」

念願の薪ストーブは、家の雰囲気に合うシンプルなものをチョイス。「薪割りの楽しみもできたし、夜火を着ければ朝まであったか。諦めなくて良かった」と奥さま

玄関に入ると仕切りがなくオープンなダイニング、そしてリビングに直結。左側の3連の出窓は、ダイニングチェアに座った時に外が一番よく見える高さを計算して配置

リビング東側にある横長の出窓は、外観のアクセントにもひと役買っている。風景がより美しく眺められるよう、窓枠に合わせて柱を配置した

リビングと寝室をつなぐ廊下は、窓辺にデスクを造作してスタディコーナーに。「読書や書斎としての利用はもちろんですが、明るいのでメイクスペースとしても重宝しています」と奥さま

大きな柿の木のある放牧場が望めるリビング南側の窓。A邸でしか味わえない贅沢な風景

アンティークショップで見つけたラウンドテーブルに合わせ、インテリアコーディネーターが椅子を提案。一脚ずつバラバラで個性があるのに調和している。ふたりともここに座って窓の景色を眺めるのが大好き

薪ストーブのあるリビングは、勾配天井を生かした伸びやかな吹き抜けに。2階居室の小窓を開けるとリビングが見下ろせるようになっている

1階の中央にあるキッチンは、来客も使うリビング・ダイニングとプライベートゾーンになる水回りの緩衝地帯。正面がウッドデッキなので、調理しながらも眺めを楽しめる

キッチン壁の一部はサブウェイタイル仕上げ

キッチンから直線でつながる洗面脱衣室。家事ストレスがないのはムダのない動線のおかげ

大屋根を切り取った2階バルコニーからの眺望。広い空と豊かな自然環境をひとり占めできる気分

野球が趣味で今も草野球チームに所属するご主人。愛用のグローブの手入れも、休日の楽しみのひとつ

庭仕事の合間に、青空の下でティータイム

天気の良いこの日は、ふたりそろって近所をぐるっと散歩。馬場で乗馬をしているのはお父さま。マイホーム越しに見る浅間山の美しさも格別

4DstudioNagano 二級建築士・北野さんとAさんご夫妻

  • 竣工年月/ 2017年 8月
  • 所在地/小諸市
  • エリア/佐久
  • 階数/2階
  • 工法/木造軸組工法
  • 延床面積/ 108.11㎡ ( 32.70坪 )
  • 1F/ 73.33㎡ ( 22.18坪 )
  • 2F/ 34.78㎡ ( 10.52坪 )

 

 


◆設計・施工◆

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