『こどもと英語』論理的な思考が伸びる〈小学校高学年~〉
※この記事は「Kids Komachi」(2019年春号)の特集「こどもと英語」に掲載されたものです
この時期のPoint
たくさんのアウトプットで
理解度を高めていって
従来の「文法を学ぶための学習」ではなく、「自分の意見を伝えるために必要な表現を習得する」という方法で新たな表現を学び、自分の意見を話したり友達の意見を聞いたりすることで言い回しや語順を定着させます。単語ではなくしっかりとした文章で繰り返しアウトプットする機会を作ることが大切です。
また、この頃には物事を順序立てて考えることができるようになってくるため、文法を分析的にとらえることができるようになります。
社会的、抽象的な話題も考える力がつく時期なので、発達段階に合った興味を引く題材で楽しく英語に触れることは効果的です。「聞く」「話す」「読む」「書く」という4技能をつなぎ合わせて整理できるようになるため、考えをまとめて発表する課題も英語力の成長に有効です。
効果的なレッスン法とは?
※例えば…長野市「ツリーハウス英会話」の場合
①英問英答のカードゲーム
『That is used for locking a door.』「It’s a key!」英語で出されるヒントに当てはまるカードを探して英語で答えるゲーム。楽しく単語を習得してボキャブラリーを増やします
②会話から新しい表現を学ぶ
まずは『何を食べたいですか?』「ハンバーガーが食べたいです」というすでに習得した会話表現から話を進めて、『カレーとスパゲッティどっちの方が好きですか?』「カレーの方が好きです」という一歩進んだ表現を学びます。推測力が発達しているので、日本語で説明せずともシチュエーションとセットで新しい表現を習得できます
③ジェスチャーゲーム
「I know! Aron is running!」ジェスチャーゲームも必ず文章で回答することでゲームの中でもアウトプットの力を育てます
④ライティングはアウトプットの土台に
習得した表現方法をつかってたくさんの文を作ります。繰り返し繰り返し使うことで知識が定着します
『こどもと英語』~0歳から小学6年生~